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靴の葬儀マナーについて

靴の葬儀マナーで重要なのは、似合うかどうかではなく、その場に合っているかどうかだと言えます。葬儀では、服装についてもブラックスーツと呼ばれる喪服を着用するのが基本なので、靴に関しても場に合わせたものにする必要があるということです。選び方のポイントとなるのは主に色と素材であり、色については黒系のものがよく、明るい色や茶色などは避けるべきでしょう。素材に関しては、本革や合成皮革がよいとされていますが、ポリエステルなどの布系のものでもよいと言えます。葬儀マナーを考慮した男性の靴を選ぶときは、つま先のデザインをチェックするとよいでしょう。フォーマルな場面で最適なのは、横一文字のラインがつま先に入っているのが特徴であるストレートチップというデザインのものですが、つま先に装飾がないものであればプレーントゥのものでもよいと言えます。ビジネスシーンでよく使われるものに、つま先がUチップになっているものがありますが、葬儀ではできるだけ避けたほうがよいとされています。女性の靴については、ヒールが高くて細いものやカジュアルなデザインのものは避けるべきですし、パンプスのようなものを選ぶのが無難です。ヒールに関しては、3~5cm程度にするのが目安だとされおり、喪服とのバランスを考えると多少のヒールがあったほうがよいと言えます。デザインに関しては、リボンなどのワンポイントが入ったものも避けたほうがよいですし、できるだけシンプルなデザインのものを選ぶとよいでしょう。また、これらの条件を満たしたパンプスのような靴であっても、光沢があるなどして派手に見えてしまうこともあるため注意する必要があります。

子供の靴については、大人の場合と違って、特にフォーマルである必要はないとされています。ですので、普段学校などに履いていくローファーなどでも問題ないでしょう。しかし、あまりにも色が派手だったり、かかとにローラーがついているようなものは避けるべきだと言えます。

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