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マスクの着用は葬儀マナー違反なのか

日本人はあらゆる理由で、日常的にマスクを着用する国民だと言われています。もちろん日常生活では問題ありませんが、葬儀マナーとしてはどうなのでしょうか。考え方によっては失礼にも感じますし、自分の体調を守ることなので、それとこれとは別とも感じられます。また、自分が一般参列者の場合と喪主や親族の場合とでは立場に違いがありますし、健康でも妊婦だったら見方も変わって来るでしょう。果たして葬儀でマスクを着用しているだけで、葬儀マナー違反とみなされてしまうのでしょうか。通夜や告別式は日程が決まっているものではなく突然ですから、風邪を引いていることもあるでしょうし、花粉症のシーズンであることも想定されます。体調の悪いときに葬儀でマスクを着用していても、マナー違反にはなりません。そもそもマスクをしないで他人に風邪をまき散らすことのほうが、ずっと重いマナー違反です。というか、故人とどうしてもお別れを言いたいとしても、重い症状のときに通夜や葬儀に参列するのは控えるべきです。後日回復してから遺族の方に連絡して、一番良い形でお別れをさせてもらうほうが礼儀をわきまえていますし、賢明でしょう。一方で、自分が喪主や親族の場合にマスクの着用が許されるかは気になるところです。結論からすれば、一概に葬儀マナー違反とはなりませんが、喪主に関してのみはできればマスクの着用は避けたいところです。マスクは顔の大半が隠れてしまうものですので、式の規模によっては参列に来てくださった方々に大きな違和感を与えてしまうことになります。家族葬なら身内しかいませんので問題はありませんが、ケースバイケースで考えたほうが良いでしょう。とは言え、風邪などの症状がひどい場合は、やはりマスクの着用のほうが礼儀になります。挨拶をする際などに、一言断りを入れる配慮があればベターです。

喪主、親族、一般参列にかかわらず、妊婦さんの場合はマスク着用のままでまったく問題ありません。体調が万全であっても、感染症をもらわないために是非マスクを着用してください。お腹が大きい場合は傍目から見ても分かるのでいいですが、もしまだ目立たない時期なら、妊娠中であることを葬儀を執り行う側の誰かに伝えておくと良いでしょう。また少しでも体調が思わしくない場合は、マスク以前に葬儀の参列自体、判断することも大切です。

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